天然にこだわり、自然のものを、新鮮にお届け。相州三浦三崎より。

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◎2003年の冬、作家のいしいしんじさんに会うために初めて訪れた三崎港で地魚「まるいち」を知った。
その夜のいしい邸での夕食はアカムツかメトイカの刺身だっただろうか、トコブシの煮付けだっただろうか。一口食べるたびに、
余りの美味しさに「あっ!」とか「うへっ!」と叫んだ。それから数ヵ月後の2004年夏、僕は三崎港に築40年の家を借りることにした。
理由は、愛すべき三崎に残された素晴らしい古家屋に出会ったことがひとつ、そして「まるいち」がそこにあることだった。
夕方、財布を持って、「まるいち」にぶらぶら歩いていく。三崎港を右手に見て路地を左折する。そうしたら、スーパーでパックされた
「製品」とは別物の、海から挙がってきて間もない様々な魚介類がそのままの形で美しく並んでいる。
「まるいち」の店頭は海の美術館であり、作品(魚)を日々選び並べる店員さんは目利きの学芸員だ。「今日は何が美味しいですか?」とたずね、信頼のおける助言と、その日の気分で魚を選ぶ。刺身に、煮魚に、焼き魚に、調理に応じて捌いてもらって家に帰る。
そして自宅のちゃぶ台には最高の夕御飯が並ぶ。初めてカワハギの肝和えを食べた夜、僕は絶句して、3秒後に大爆笑した。
初めてカサゴを煮付けた夜、教わったとおりにカサゴのアラ汁を作り、さらにアラ酒をつくって幸福に酩酊した。
「まるいち」という海の美術館をどうか皆さんにも知っていただきたい。    東京  矢野   
●矢野様すばらしい励ましのお言葉、本当にありがとうございます。一生懸命やりますのでよろしくおねがいいたします。  まるいち一同